2008年10月15日水曜日

米の差し押さえ住宅ネット競売

米ミシガン州サギノー市にある差し押さえ住宅がインターネット競売大手イーベイで売りに出され、104日までに1ドル75セント(約185円)で売却されたことが分かりました。185万円の間違いではないかと普通に思うくらいです。  

米メディアによると、住宅は米投資会社が1セントで売りに出し、シカゴに住むジョアンヌ・スミスさん(30)が競り落としました。スミスさんは代金のほか、滞納されている税金や住居の清掃代など、総額約1000ドル(約106,000円)を支払わなければならないそうです。米国では差し押さえ住宅が急増しており、安値での売却が続けば、住宅相場の下落に拍車を掛けることになるでしょう。

 これほど安く競売で落札された住宅のあるサギノー市は、よほど山奥かと思いましたら、人口62,000人で、デトロイトの北北西にあり、ヒューロン湾の奥のサギノー湾に近く、水運に恵まれ、古くは毛皮や材木の交易港として栄え、現在は、飛行機、自動車部品工業、化学工業などの産業があり、郊外には酪農やインゲン、甜菜などの農産物もあり、退行している都市とも思えません。サギノー市は、徳島市とは姉妹都市関係にあり、提携して45年になります。したがって、徳島市のイメージとダブらせても大きな間違いはないのかも分かりません。余談ですが、サギノーとは先住民の流れ出るという意味を持つ言葉が語源だそうです。

 これほど安い値段でしか売れなかったということは、ほかにも数えきれない競売物件があるということでしょう。こうして見ると、アメリカの不動産不況は、底が見えないくらいに悪いようです。日本も財布の紐をしっかり締めておかないと大変なことになりそうです。一般国民は、あまり外に目を向けず、無駄な金は使わずに、しっかり国政を見つめた方がいいようです。

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