2008年10月13日月曜日

人前で話すときのコツ

 人前で話すことは、わたしもあまり得意ではありませんが、場数だけは、かなり踏みました。ホテルニューオータニ大阪の研修インストラクターの森浩氏によると、いくら内容が素晴らしくても、印象に残らない話し方をする人が多いのですが、これには、ちょっとしたコツがあるそうです。

 心を落ち着けて、「今日の受講者には何を伝えたいのか」を考えることだそうです。「何を言いたいのか」ではなく、「何を伝えたいのか」と考えを切り替えます。それで内容がスリムになり、本当に伝えるべき内容とそうでないものとに分けられます。

 ついつい話している自分が中心のような錯覚に陥りがちですが、あくまでも中心は聞き手です。話すスピードや声のト-ン、キーワードに工夫ができるようになると語っています。

 「すみません、わたしは話ベタで・・・」とか「緊張しています・・・」などと言ってから話し始める人もいますが、これは話し手自身の緊張を解きほぐす手段ですが、聞いている側に緊張感を与えてしまうので、言わない方がいいそうです。

 わたしも講演するときには、随分、話す内容を用意します。しかし、話す順番を自分で決めたとおりに話そうとすると、固くなりすぎて面白くありません。少し話す内容には、自由度を持たせて、アドリブを入れた方が聞く人の興味を惹くようです。とはいうものの、結局は、経験と回数も大きく影響します。講演の機会や、話すチャンスがあれば、積極的に手を挙げて経験を積むことをお勧めします。

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