2008年10月4日土曜日

三浦和義氏、ロスに送還か

 ロス銃撃事件の三浦和義氏がサイパンで逮捕されて早くも7か月がたとうとしています。時間が経つのは、ほんとに早いものです。ロス銃撃事件は、日本では最高裁で無罪の判決が出ていますので、このことでは「一事不再理」と「遡及処罰の禁止」で争うことはできないはずです。ロス市警は、「共謀罪」という日本にはない罪で起訴しようとしています。本来、マスコミはもっと報道するのでしょうが、三浦和義氏の件については、弘中惇一郎弁護士が洩れなく訴えて来るために当たり障りのない報道のみになっています。
 三浦和義氏も日本国民のひとりですから、外務省も動かないといけないのでしょうが、いっこうにその気配はありません。この間に、三浦氏の髪は白髪隠しのために金髪だったのですが、白髪が目立つようになっています。眉毛だけは、刺青を入れているためにキリリとしています。弁護士の費用だけでも相当にかかっているだろうなとひとごとながら心配してしまいます。ロス市警への移送は、時間の問題でしょう。起訴されても、死刑にはならないでしょうが、他国での裁判は、三浦氏でも心配でしょう。ロスでの裁判は、陪審員制ですので、イメージが大切です。日本では、一般人には必ずしも受けが良くなかったと思いますが、ロスではどういう作戦で行くのでしょう。認めるところは、ある程度認めて、司法取引するのでしょうか。そうなると、証拠不十分で無罪にした日本の法廷の存在価値、権威はどうなるのでしょう。何年経っても、騒がせな人です。
 サイパン最高裁は、「ロスへいつでも移送可能」としています。いつからロスでの取り調べが始まるのでしょう。日系刑事のジミー佐古田氏が再登場するのでしょうか。ひとごとですので、興味本位ですみますが、当事者は、大変でしょう。三浦氏のことですから、あとで本を出すべくメモを残しているのでしょうが、こういう経験はしたくないものです。

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