2008年9月21日日曜日

リーマンブラザーズ破綻

巨額の赤字でリーマンブラザーズが倒産しました。この連鎖で、日本のリーマンブラザーズ証券も自己破産の申請です。堀江氏などは「ざまあみろ」と言ったか云わなかった報道されていました。通常の生活をしている人にとっては、この六本木族の肩で風をきる生き方に苦々しく思っていた人も少なくはなかったと思います。史上2番目の大きな倒産で、協栄生命の4兆5200億円に次ぐ3兆5314億円でした。アメリカのバンクオブアメリカは、リーマンを助けずにメリルリンチを助けましたが、このときバンカメのCEOが言った言葉が、「greed(貪欲)」でした。たしかにいき過ぎたファンドには、眉を曇らせた人も多かったはずです。竹中平蔵氏のアメリカかぶれ理論で、日本の金融界はおかしくなりました。自己資本率云々を急に持ち出し、日本の銀行がアメリカの一部の銀行の手に落ちました。多額の資金が、これに投じられました。これらが、今、われわれ国民の借金になっています。それでも、テレビの竹中平蔵氏を出すテレビ局の神経が分かりません。アメリカのやり方が、ほぼインチキと分かったわけですから、日本流を構築すべきでしょう。もういい加減なアメリカ気触れ(かぶれ)の学者に頼ることは、止めたらどうでしょうか。どうも日本人は、いい加減なもっともらしいまやかし理論に弱いようです(宗教もそうですが)。この世界もアバウトな文系出身者から創造性と独創性のある理系出身者の学者の出現を待ちたいものです。

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