2008年8月25日月曜日

女子ソフトボール

 しかし、上野由岐子投手には、びっくりさせられました。準決勝でアメリカに1-4で負けて、同日3位決定戦でオーストラリアに4-3で勝って、翌日、決勝でアメリカに3-1で勝ち、金メダルです。前日、2試合で318球投げて、そして決勝当日は、95球。合わせて、2日間で28インニング、413球です。前回のアテネ五輪では、銅メダルを賭けた試合に宇津木監督は投げさせませんでした。そして、メダルがとれませんでした。本人は、相当に投げたかったそうです。世界最速といわれていましたが、最高ではなかったのです。今回はそのリベンジもあったのでしょう。今度は、宇津木監督から斎藤監督に代わったこともあって、2日間で3連投です。最後のオリンピックで見事に金メダルをとりました。上野は誰もが認める最速にして最高の投手となりました。
今回のオリンピックを見ていますと、女子の方が男子よりもしっかりしているように思います。また、金メダルをとる人とそこに行きつかない人との差を歴然と見た感があります。努力の仕方が違います。陸上は、400メートルリレーで棚ぼたの銅メダルをとりましたが、マラソン以外は、残念ながら世界には遠く及ばないようです。もっと参加するための記録を上げないと無駄なお金を浪費することになります。世界で通用しない記録しか持たないのにこうも多くの選手や役員を送る必要はありません。
 ところで、上野由岐子投手は、わたしと同じ福岡市の出身です。福岡は、芸能人は非常に多いのですが、スポーツ選手はあまりいません。福岡の誇りです。今は、ルネサス高崎勤務ですので、群馬ですが、引退後は、福岡に帰って後進の指導をして欲しいものです。久しぶりにスカッとしました。男子野球の監督以下に爪の垢を煎じて呑ませたいと思います。

写真:
8月21日、北京五輪ソフトボール日本代表は決勝で米国を下し、金メダルを獲得した(2008年 ロイター/Danny Moloshok)

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