2008年6月20日金曜日

中国四川省の地震でPHSは大活躍

【PHSは被災地の主要モバイル通信手段となった 携帯電話通信基地局は大地震により折れた】

5月12日に起きた中国の四川大震災の被災地では、もっとも多く使われているモバイル通信手段は、普及率がもっとも高い携帯電話ではなく、PHS端末でした。
被災地の救援指揮部で救援活動を行っている人々が、固定電話以外で、もっとも多く使っているのは、PHSです。地震直後、携帯電話は、受信はできましたが、呼び出し通話は繋がらないことが多かったそうです。ショートメッセージと携帯でのインターネットアクセスには異常はありませんでした。被災地で活動している中国電信四川分公司の技術者たちは、PHSでの通話を確保していました。
「PHSの基地局は、設置が低く、数が多いので、地震による被害が比較的軽かった」と、通信キャリアの関係者がコメントしました。また、「PHSの通信路線は共有型ではなく、独占型なので、多くの人が一斉に通話サービスを利用する際にも、一定数のユーザーの通話が確保でき、完全に崩壊することはない」ということもメリットとなっています。大地震が起こった後、政府は、中国電信に大量のPHS端末を求めたそうです。
私は1998年より、四川省の成都、綿陽などの都市に数十回の技術セミナーを行い、日本のPHS技術を普及させてきました。当事者としては災難中に大いに役に立ったことを大変嬉しく思っております。
ちなみに、地震が起きて4日後の5月16日でも、中国移動と中国聯通による通信サービスの提供は、始まっていませんでした。

0 件のコメント: